■陸上・全日本実業団対抗陸上競技選手権(23日、山口市・維新みらいふスタジアム)
10000m日本記録保持者の新谷仁美(36、積水化学)は、女子5000m決勝に出場し、15分14秒18でゴール。日本人トップの4位に入った。パリ五輪5000m代表の山本有真(24、積水化学)は15分31秒53で7位だった。
レース序盤は、ヘレン・エカラレ(25、豊田自動織機)が飛び出し、新谷は2位につける。2000m手前で先頭に立つ新谷。先頭集団は4人となり、新谷以外は外国人選手となった。新谷は一時、4位に後退するも4000m手前で再び1位に浮上。しかしラスト1周に入った所で3位に落ちる。必死に前を追うが、最終第4コーナー付近で抜かれ、4位でゴールした。
レース後、新谷は「まだまだ力不足を感じるレースだったなと思いました。これを経験だと思えるように今後に繋げていきたい」と悔しさを滲ませた。それでも「マラソンの目標を立てて3年くらいになるんですが、私に協力してくださっている皆さんのためにも、自分の目標を達成したいなっていう思いでこれからも頑張っていきたい」と前を向いた。
新谷は、今年3月の東京マラソンに出場し、2時間21分50秒の6位でフィニッシュした。7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会の女子5000mで15分28秒53をマークし、日本人トップの5位に入った。4年ぶりとなる自己記録(14分55秒83)更新が期待されていた。
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