【ジュネーブ共同】2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の開幕まで、24日で500日。大会組織委員会はボランティアの募集を開始し、機運醸成を図っている。四つの会場群で実施する異例の広域開催で、雪と氷のスポーツの祭典で新機軸を示せるか注目される。

 ボランティアはパラリンピックと合わせて1万8千人を予定。アンバサダーを務める男子テニスで世界ランキング1位のヤニク・シナー(イタリア)は「26年大会は私にとって、とても特別な場所で開かれる。世界中から来る王者たちの競技を見るのが待ち切れない」と心躍らせた。

 招致熱の低下に伴って国際オリンピック委員会(IOC)はコスト削減につながる複数都市の共催計画を認め、分散する今大会の会場はほぼ既存か仮設で対応した。大都市ミラノではサッカーのACミランとインテル・ミラノの本拠地ジュゼッペ・メアッツァ競技場で開会式を行い、フィギュアスケートなど氷上競技の中心地となる。

 閉会式は世界遺産のベローナ市街にある古代ローマ時代の円形闘技場で行う。(共同)

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