境川部屋の妙義龍は兵庫県高砂市出身の37歳。いずれも相撲の強豪の埼玉栄高校から日体大に進み、4年生で臨んだ国体で優勝し、平成21年の夏場所で幕下15枚目格付け出しで初土俵を踏みました。

平成23年の九州場所で新入幕を果たし、翌年は得意の押し相撲が評価され3場所連続で技能賞を獲得するなど活躍し、秋場所では関脇に昇進しました。

同じ昭和61年度生まれの元横綱 稀勢の里や高校の同級生でもある元大関 豪栄道などとともに「花のロクイチ組」と呼ばれ、土俵を盛り上げてきました。

ひざなどたび重なるけがと戦いながら通算で10年以上幕内で活躍してきましたが、ことしの春場所では東の前頭15枚目で負け越して、およそ6年ぶりに十両に陥落し、西の十両9枚目だった秋場所は初日から休場していました。

妙義龍は24日付けで現役を引退して年寄「振分」を襲名し、今後は振分親方として後進の指導にあたることになります。

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