IOCのバッハ会長の任期満了に伴い来年3月に行われる会長選挙には今月16日、7人が立候補し日本人として初めて立候補した渡辺氏が24日、都内で記者会見しました。

この中で渡辺氏は立候補の決断について国際体操連盟会長としての経験を踏まえ「いろいろな国で時間をかけて今後のオリンピックのあり方やスポーツの社会への貢献のあり方を話した。その積み重ねの結果、スポーツを愛している子どもたちや選手たちのためにやらないといけないことがあると思った」と述べました。

そして目指すオリンピック像について「開催費を負担する納税者が納得するようなオリンピックに変えていかないと支持されない。人々から愛されるオリンピックに変えていく」と就任への意欲を述べました。

IOCの歴代会長は8人がヨーロッパ出身、1人がアメリカ出身で、いずれも男性であることを踏まえて渡辺氏は「これまではヨーロッパ中心のオリンピックでありIOCだったと思う。本当の意味での国際機関に変革するために、ヨーロッパ以外の大陸や異なるジェンダーの会長が選ばれて、多様化していく必要があると思う」と述べました。

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