『日本女子オープン』は国内メジャー大会の1つで、26日から4日間、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ西コースで行われます。

大利根カントリークラブでの開催は2010年以来14年ぶりとなります。

大会には、今シーズン6勝を挙げて国内ツアーのポイントランキングでトップに立つ竹田麗央選手や、パリオリンピックで4位に入った山下美夢有選手、ことし7月に海外メジャー大会初制覇を果たした古江彩佳選手、それに大会連覇を目指す原英莉花選手など、アマチュア選手を含めた120人が出場を予定しています。

今大会のコースについて選手たちからは、国内ツアー史上最長となるトータル6845ヤードという距離の長さに加え、ラフが深く難しいという意見が聞かれていて、25日の練習ラウンドでは、それぞれショットの精度やグリーンの特徴などを入念に確認していました。

NHKでは大会のもようを総合テレビとBSで中継します。

竹田麗央「自分のゴルフに自信」

21歳の竹田麗央選手は、国内ツアー通算5勝の川崎春花選手などと同じ2003年度生まれの『ダイヤモンド世代』と称される選手の1人です。

ことし4月に国内ツアー初優勝を果たすと、今月には国内メジャーの日本女子プロ選手権を制するなどここまで6勝をあげてポイントランキングでトップに立っています。

竹田選手は「ことしは国内メジャーも優勝することができて自分でもびっくりしているが、まだまだ残りのシーズンも頑張りたい。初優勝してから自分のゴルフに自信が持てたことが大きいと思う」と話しました。

そして好調の要因について「ティーショットが距離が出て安定していることと、パッティングが決まっていることが要因だと思う。パットはラインにのる回転で打てるようになり、悪くなってもすぐに修正できるようになった」と分析しました。

そして今大会へ向けて「一番大きな大会だし、自分の中でも頑張りたい大会だ。優勝争いができるように初日から頑張りたい。自分のゴルフを4日間通してやりたい」と意気込みを語りました。

山下美夢有「思い切ってプレーしたい」

国内ツアーで3年連続の年間女王をねらう23歳の山下美夢有選手は、ことしもパリオリンピックで4位に入るなど存在感を見せていますが、国内ツアーでは今シーズンここまで優勝がなく、2位が7回となっています。

山下選手は「優勝したいという気持ちはあるが、なかなか届かないということがことしは多い。今週から1回リセットして、優勝争いできるように思い切ってプレーしたい」とシーズン初優勝に向けた意気込みを示しました。

また、パリオリンピックでのプレーを改めて振り返り、「悔しい結果だったが、オリンピックという舞台に出てまた4年後も出たいなという気持ちになった。まずは今やるべきことをしっかり目標を立ててやっていく」と話しました。

そのうえで今大会へ向け「ショットの安定性が一番重要になってくる。ボギーを打たないゴルフをしないといけない。このタイトルを取りたい強い気持ちがあるので、まずは初日と2日目、いい順位で回りたい」と話していました。

古江彩佳「自分のゴルフをしていきたい」

現在、アメリカツアーを主戦場とする24歳の古江彩佳選手は、国内ツアー通算6勝の西村優菜選手などと同じ2000年度生まれの『プラチナ世代』を代表する選手の1人です。

持ち味の安定感のあるショットに加え、今シーズンはドライバーを変えたことで飛距離も伸びていて、ことし7月にはフランスで海外メジャー大会初優勝を果たしました。

古江選手は「海外メジャーで優勝できるとは思っていなかったし、1つ大きなメジャータイトルを取れたことで、自信にもつながっている」と話しました。

そのうえで今大会へ向け、「これまで国内メジャー大会は取ったことがないので、取りたい大会の1つだ。しっかり集中して落ち着いて、自分のゴルフをしていきたい。上位争いをして、いいプレーをしっかり見せて盛り上げていきたい」と意気込みを示しました。

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