1901年に創設されたアスレチックスは、1968年からカリフォルニア州オークランドを本拠地とし、これまでリーグ優勝15回、ワールドシリーズを9回制した名門で、かつて松井秀喜さんなど複数の日本選手が在籍し、昨シーズン途中までは藤浪晋太郎投手もプレーしました。

しかし、球場の老朽化などを理由に今シーズンかぎりで本拠地を移転することが決まっていて、すでにプレーオフ進出の可能性がなくなっているため26日、本拠地で最後となったレンジャーズとの試合には満員の4万6889人のファンが詰めかけました。

始球式にはシーズン130盗塁の大リーグ最多記録を持つリッキー・ヘンダーソンさんなど球団OBが登場し、試合はアスレチックスが3対2で勝って、オークランドでの最終戦を勝利で飾りました。

試合のあと、ファンが立ち上がって声援と拍手を送る中で、マーク・コッツェイ監督が「ここにいないスタッフやファン、そしてこの瞬間を共有するためにここに来てくれた人たち全員に感謝したい。私たちは57年間このすばらしいスタジアムを楽しむことができた」とあいさつしました。

アスレチックスは来シーズンからサクラメントのマイナーリーグの球場を一時的に使用し、2028年シーズンからは本拠地をラスベガスに移すことにしています。

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