小田選手はパラリンピック初出場となったパリ大会で、男子シングルスで金メダル、男子ダブルスで銀メダルを獲得しました。

世界ランキング1位の小田選手は27日、東京 江東区で開かれている男子テニスのツアー大会、車いすの部のシングルス1回戦でパラリンピックのあと、初めての試合に臨み、世界55位の中国の選手と対戦しました。

試合は雨の影響で屋内のコートで観客を入れずに行われましたが、小田選手は第1セットの立ち上がりから持ち味の力強いショットでリターンエースを決めてブレークを奪うと、そのまま一気に6ゲームを連取して、6-0で取りました。

第2セットでは、果敢に前に出てボレーを決めたり、バックハンドでコントロールしたボールをライン際に打ち込んだりするなど相手につけいる隙を与えず、このセットも6-0で奪いました。

1ゲームも落とさず圧倒的な強さを見せた小田選手は、セットカウント2対0でストレート勝ちして準決勝に進みました。

小田選手は「すごくいい試合ができた。無観客はしかたがないので、あす以降は多くの人に見てもらいたい。金メダルを取ったことで負けられなくなったが、もっと強くなれると思う。勝つだけでなく競技を知ってもらい、『自分もやってみたい』と思ってもらえるスポーツにしていきたい」と話していました。

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