野村投手は岡山県出身の35歳。

広陵高校時代には巨人の小林誠司選手とのバッテリーで夏の甲子園で勝ち進みましたが、佐賀北高校との決勝で8回に逆転満塁ホームランを打たれて広陵初の夏の甲子園制覇をあと少しで逃しました。

高校卒業後は明治大に進んで2012年にドラフト1位で広島に入団し、1年目に9勝11敗、防御率1.98の成績で新人王に輝きました。

コントロールの良さが持ち味で、2016年には16勝3敗の好成績で25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献して最多勝と最高勝率のタイトルを獲得し、先発ローテーションの一角として2018年までのリーグ3連覇に貢献しました。

しかし、その後は徐々に登板機会が減り、今シーズンは8月の2試合に先発して0勝1敗の成績にとどまっていて、27日、今シーズン限りでの現役引退が発表されました。

球団によりますと、野村投手から今週、引退の申し入れがあったということです。

プロ入りしてから13年、すべて先発で210試合に登板し通算成績は80勝64敗でした。

野村投手は「カープで13年間プレーできたことを誇りに思います。野球人生の中で3度のリーグ優勝を経験させていただいたことはとても大きな宝物です。野球を始めて29年間、ずっと続けることができてとても幸せでした」とコメントしています。

野村投手は10月5日に記者会見し、その日、マツダスタジアムで行われるヤクルト戦で引退セレモニーが行われる予定です。

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