プロ野球はこの1週間で、両リーグの優勝チームが決まりました。そこで、古田敦也さんに、それぞれのシーズンMVPを選んでもらいました。
■巨人 4年ぶり39回目のリーグ優勝
まずはセ・リーグから見ていきます。
巨人は、4年ぶり39回目のリーグ優勝です。阿部慎之助監督は就任1年目で見事、チームを栄冠に導きました。 阿部監督「(リーグ優勝は)本当にうれしいです。それ以外ないです」
「(Q.日本シリーズ進出に向けて)なんとかやり返すために選手がそう思ってくれているし、やってやりますよ」 坂本勇人選手(35)
「(Q.坂本選手はいかがですか?)頑張ります!最高でーす!」 リーグ最多15勝 菅野智之投手(34)
「人生で一番覚悟をもって臨んだシーズンなので、めちゃくちゃうれしいです。2カ月禁酒したので、きょうはめちゃくちゃ飲みたいと思います」 キャプテン 岡本和真選手(28)
「(Q.キャプテンになって初の優勝。いつもと違いますか?)(4年前の優勝と)違う喜びがあります。きょうは騒いで、あすから頑張りたい」
巨人は4年ぶりのリーグ優勝となりました。古田さんの投打のMVP選手は誰でしょうか?
古田さん:バッターでは岡本選手でしょうね。岡本選手は全試合で4番(本塁打27・打点83 リーグ2位)を務めたのもありますが、キャプテンを任され、『頼んだぞ』という監督のメッセージにしっかりと応えたと思います。 古田さん:
ピッチャーでは菅野投手です、完全復活と言っていいと思います。本人も今年にかける思いがあったみたいですが、防御率1.67(リーグ3位)、今季15勝3敗(リーグ1位)と、1人で12個の貯金しています。素晴らしかったと思います。この後も活躍してくれるんじゃないでしょうか。
次のページは
■4月から首位独走のまま ソフトバンクがリーグ優勝■4月から首位独走のまま ソフトバンクがリーグ優勝
そしてパ・リーグでは23日、ソフトバンクが4年ぶり20回目のリーグ優勝です。小久保裕紀監督の就任1年目で王座奪還です。 小久保監督「この日のためにチーム全員でやってきたので、懸命に戦った選手たちに胴上げしてもらえて最高でした」 まずは攻撃陣がすごかった、移籍してきた山川穂高選手(32)をはじめ破壊力満点。打率、ホームラン、得点は12球団トップです。
さらに投手陣も安定感抜群、リーグトップの防御率を誇ります。
シーズン途中には柳田悠岐選手(35)など主力が怪我で離脱する中、躍動したのが正木智也選手(24)や柳町達選手(27)などの若手たちです。小久保監督が2軍監督時代から見ていた選手達が、見事その起用に応えました。
圧倒的強さのソフトバンク、4月から1度も首位の座を譲らず優勝しました。
古田さんのソフトバンク投打のMVPは誰でしょうか?
古田さん:ピッチャーはモイネロ投手(28)です。先発に転向は小久保監督の構想だったと思いますが、その期待に応えましたね。防御率1.94はリーグトップで、チームは助かりました。素晴らしい活躍でした。
バッターでは近藤健介選手(31)です。他にも活躍した選手もいますが、柳田選手がけがで離脱したなかで、最後の方は欠場したが打率.314と出塁率.439がリーグトップです。近藤選手が勝負強く、粘り強く、泥臭く、これが良い影響を与えたと思います。
(9月29日放送「サンデーLIVE!!」より)
この記事の写真を見る鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。