【MLB】ドジャース 13−2 ロッキーズ(9月28日・日本時間29日/コロラド)
【映像】大谷、ライトオーバー“爆速”ヒットの瞬間
ドジャースの大谷翔平投手がロッキーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。この日は6打席で5打数2安打、1盗塁で4試合連続、今季61度目のマルチヒットをマーク。三冠王へ向けて打率も.310に上昇し、首位アラエス(パドレス)と“4厘差”に迫っている。この日は山本由伸投手が先発し、5回を投げて18人と対戦、被安打4、2失点、6奪三振でメジャー初挑戦で100奪三振に到達するとともに、チームも13−2で大勝。6月に右肩腱板の損傷で負傷者入りし、復帰後4試合目の登板で今季7勝目を挙げた。
26日(日本時間27日)にパドレスとの首位対決を制して本拠地ドジャー・スタジアムで地区優勝を決めたドジャースは、ロッキーズとの今季レギュラーシーズン最終カード第2戦を敵地で迎えた。
1回の第1打席は、ロッキーズの先発アントニオ・センザテーラと対戦。カウント1−1からの3球目、85.1マイル(136.9キロ)のスライダーを捉えてライトオーバーのヒットを放った。しかし続くベッツがフルカウントから内野フライを放った際、フルカウントでスタートを切っていた大谷は二塁を回ったところで慌てて帰塁。しかし、二塁ベースを踏まない“凡ミス”を犯していたため、珍しいダブルプレーとなってしまった。
第2打席は2回表、2死走者なしの場面で、初球87.4マイル(140.6キロ)のスライダーを捉えた。これはセンター前に抜けるかと思われたものの、“大谷シフト”を敷かれていたことでショート正面へのゴロとなり凡退に終わった。
第3打席は5回表、先頭打者で迎えると、フルカウントからきっちりボールを見送って今季81個目の四球を選んだ。すると続くベッツの打席で二塁へと進塁。これが「58盗塁」になったかと思われたものの、ピッチャーのボークがあったため、盗塁が認められず、結果的に“幻の盗塁”となった。
第4打席は6回表、またも先頭打者で迎えると、二番手ジェフ・クリスウェルと対戦。前打席と同様フルカウントの勝負から6球目をハードヒットし、ライト前ヒットを記録。直後に盗塁にも成功し、これで「54-58」に到達した。
第5打席は7回表、3打席連続の先頭打者で打席に立つと、カウント1−2からの4球目を完璧に捉えたが、これは当たりが良すぎたのかライト正面のライナーで凡退した。
第6打席は9回表、無死一、二塁のチャンスで迎えたが、カウント2−0からの3球目をひっかけてファーストゴロに。この日は、5打数2安打で4試合連続、今季61度目のマルチヒットを記録し、打率も前日から“1厘”上げた。
ドジャースは優勝を決めた勢いそのままに、相変わらずの攻撃力を発揮。初回、犠牲フライで先制を許したものの、2回表にキケ・ヘルナンデスの3ランが飛び出し逆転すると、3回にも相手のバッテリーエラーの間に追加点、4回にケビン・キーアマイヤーのタイムリーでリードを広げ、5回にテオスカー・ヘルナンデスの3ランで突き放した。
その後、8回にウィル・スミスのタイムリーで追加点を挙げると、9回にも2点を加え、ドジャースは危なげない戦いのまま13−2で大勝。これで4連勝となり、先発した山本由伸が今季7勝目をマークした。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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