大谷選手はこの試合が始まる時点で、ホームランと打点はリーグトップ、打率はリーグトップと5厘差の2位につけていました。

28日は相手の本拠地コロラド州デンバーで行われたロッキーズ戦に1番・指名打者で先発出場しました。

1回の第1打席はアウトコースの変化球を引っ張り、打球速度179.1キロの痛烈な打球でライトフェンスを直撃する11試合連続ヒットで塁に出ました。

2回の第2打席はショートゴロ、5回の第3打席はフォアボールでしたが、8対2で迎えた6回の第4打席は150キロを超える低めの速球を引っ張ってライト前に運び、2本目のヒットで塁に出ました。

さらに2番・ベッツ選手の打席で二塁へ、2試合連続の盗塁も成功させて、今シーズンの盗塁の数を「58」に伸ばしました。

このあと7回の第5打席はライトライナー、9回の第6打席はセカンドゴロでした。

大谷選手はこの試合5打数2安打、盗塁1つで、打率を3割1分に上げて、リーグトップとの差を4厘に縮めました。

大谷選手は三冠王獲得の可能性を残し、29日にレギュラーシーズンの最終戦に臨みます。

また、ここまで6勝2敗の山本投手はけがからの復帰後、4試合目となる先発マウンドに上がりました。

山本投手は1回に犠牲フライ、3回はソロホームランを打たれて2点を失いましたが、5回まで投げてリードを守りました。

球数は71球、打たれたヒットが4本、フォアボールは1つも出さず、奪った三振は6つでした。

試合はドジャースが13対2で大勝し、山本投手は6月1日以来の勝ち星で、7勝目をあげました。

山本由伸「手応えを感じるピッチング」

レギュラーシーズン最後の先発マウンドで7勝目をあげた山本由伸投手は試合後、グラウンド上でインタビューに応じ、「先に失点してしまったが、回を重ねるにつれて自分のリズムで投げることができた。10月のプレーオフに入ったら負けられない試合が始まるので、きょうは、自分でも手応えを感じられるピッチングだったと思う」と試合を振り返りました。

そのうえで、プレーオフでの登板に向けて「しっかり立ち上がりからいいピッチングができるように調整したい。レギュラーシーズンでは自分がチームから抜けている時期が長かったので、とにかく全力でチームのために投げたい」と力強く意気込みを話していました。

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