■Yogibo Athletics Challenge Cup 2024(29日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

男子400mハードル決勝が行われ、法政大4年の井之上駿太が48秒98をマークし優勝した。大きなストライドをいかし、第3コーナー付近で先頭に立った井之上。残り100mで後続の選手に迫られるが、ゴール直前で振り切り1位でフィニッシュした。

小川大輝(21、東洋大)は50秒54の7位に終わり、パリオリンピック™代表にも勝った井之上。東京2025世界陸上の参加標準も突破している大学生ハードラーの今後の活躍に期待が高まる。

レース後、井之上は「これまでは48秒台が出たらうれしかったんですけど、今日は納得できてないので、その部分で成長を感じるというか、まだまだ目指すべき所は先だなと考えています」と話した。

来年は東京で世界陸上が行われる。「今まではテレビで見ていて憧れの選手たちが走っている、そんな舞台だと考えいた」と語った井之上。「この間標準記録を切って、そこで自分が走るんだっていうような思いを持つようになって、それを必ず実現するために、冬場はしっかり練習して来年のシーズンでさらに記録を伸ばせるように頑張っていきたい」と胸を張った。

21日に行われた日本インカレの準決勝で井之上は、48秒46の好記録をマーク。来年9月に行われる東京2025世界陸上の参加標準記録(48秒50)を突破した。400mハードルでの突破者は井之上が初めて。

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