■MLB ロッキーズ 2-13 ドジャース(日本時間29日 コロラド州デンバー、クアーズ・フィールド)

ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、この日は5打数2安打で打率は.309から.310へ1厘上昇。

MLBでは12年ぶり、ナ・リーグでは1937年以来87年ぶりの三冠王の可能性がある中、リーグトップでこの日出場なしのパドレス・L.アライズ(.314)と4厘差に。

大谷は本塁打(54本)と打点(130)の“2冠”を確実としている中、直近10戦で6本塁打&44打数27安打(打率.614)と驚異的なペースで安打を量産し、前日にブレーブス・M.オズーナを抜いて打率リーグ2位に浮上。

ドジャースとパドレスはともに明日がレギュラーシーズンの最終戦。大逆転の三冠王に向け、アライズが2戦連続出場なしの場合、大谷は4安打以上で首位打者となり、三冠王達成がみえてくる。試合開始時間が同時のため、4安打で接近した場合、アライズが代打で出場してヒットを狙う可能性もあり、“ヒリヒリした9月”は最後の最後まで続く。

アライズは現在打率.314(.31388)で、大谷は5打数3安打だと.312、4の3あるいは3の3でも.313で及ばず。5打数4安打で.314(.31397)、4打数4安打で.314(.31446)とわずかに逆転。4安打放っても、仮にアライズが代打で1本放った場合、.315(.31496)となり再び首位に立つ。

大谷は今季1試合4安打は9月中旬まで1度のみ(5月6日のブレーブス戦)だったが、「50-50」を達成した伝説のマーリンズ戦(20日)から直近9戦で4安打以上は3試合でマークしてる。絶好調の大谷であれば達成の可能性は十分にある。

また、ブレーブスは10月1日にダブルヘッダーの2試合が残っているため、打率3位のオズーナ(.306)がラスト3戦で猛打で迫ってくる可能性も残っている。

大谷は最終戦で本塁打を放てば節目の「55-55」も達成し、第1打席から目が離せない。試合は日本時間30日の午前4時10分にスタートする。

【ナ・リーグ打撃主要3部門】※9月29日終了時点
◆本塁打
1)大谷翔平(ドジャース)54本
2)M.オズーナ(ブレーブス)39本
3)K.シュワーバー(フィリーズ)38本

◆打点
1)大谷翔平(ドジャース)130
2)W.アダメス(ブルワーズ)112
3)M.マチャード(パドレス)105

◆打率
1)L.アライズ(パドレス).314
2)大谷翔平(ドジャース).310
3)M.オズーナ(ブレーブス).306

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