■Yogibo Athletics Challenge Cup 2024(29日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)
女子800mタイムレースに日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高2年)が出場し、2分01秒25で優勝を飾った。日本記録更新はならなかったが、日本選手権、インターハイに続き、今年3つ目となる全国タイトルを獲得した。
“スーパー高校生”の久保は、スタート直後にトップに立ちレースを引っ張る。残り1周に入ると、後続を突き放し1位でゴールした。
久保は「前半は自分のリズムを作って走ることができて、2周目からスピードを上げることができずに終わってしまったが、勝ち切れたのは良かった」とレースを振り返った。
今後に向けては「東京の世界陸上に向けて、標準記録を超えていないので、そこを目指して頑張っていきたい」と話し「もう一度イチから練習を積んでやっていきたい」と意気込んだ。
6月30日の日本選手権では、初出場ながら2分03秒13の自己ベスト(当時)をマーク。田中希実(24、New Balance)らに競り勝ち、初優勝を飾った。7月15日の記録会では、1分59秒93の日本新記録をマーク。2005年に杉森美保が記録した2分00秒45を0秒52上回り、19年ぶりに記録を更新し、日本女子選手初の2分切りを果たした。
7月末のインターハイでは2分00秒81の大会記録で連覇を達成。日本記録の更新とはならなかったがセカンドベストとなる圧巻の走りを見せた。8月のU20世界陸上でも2分03秒31をマークし6位入賞を果たした。
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