大谷選手の試合前の打率は3割1分で、リーグトップと4厘差として三冠王獲得の可能性を残し、29日、相手の本拠地コロラド州デンバーで行われたロッキーズとのレギュラーシーズン最終戦に臨みました。

1番・指名打者で先発出場した大谷選手はプレーボール直後の1回の第1打席で、アウトコース低めのチェンジアップを打ってセカンドゴロに倒れました。

4回の第2打席はアウトコースの150キロを超える速球を打ってショートゴロ、6回の第3打席はインコース低めの速球を打ってセカンドゴロでした。

1対1の同点で迎えた8回の第4打席はワンアウト一塁で、低めの速球を引っ張って打球速度178.3キロの痛烈な当たりでライト前に運び、12試合連続となるヒットで塁に出ました。

このあとダブルスチールを成功させて二塁に進み、今シーズンの盗塁の数を「59」に伸ばしました。

このあと、相手ピッチャーのボークでドジャースが1点を勝ち越し、2対1で勝って最終戦を勝利で飾りました。

大谷選手はこの試合4打数1安打、盗塁1つで、打率は3割1分と変わらず、首位打者と三冠王の可能性はなくなりましたが、数々の偉業を達成したレギュラーシーズンを終えました。

大谷選手は今シーズン159試合に出場し、打率3割1分、ホームラン54本、130打点、59盗塁で、ホームランと打点の二冠はほぼ確実となっています。

ドジャースは98勝64敗でレギュラーシーズンを終え、ナショナルリーグの勝率1位でプレーオフに進むことになりました。

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