球団ワーストを更新する3年連続の最下位となった中日は、立浪和義前監督が今シーズンをもって辞任しました。

球団は後任として、2軍監督の井上氏に監督就任を打診していましたが、10日午前、名古屋市内で大島宇一郎オーナーが正式に要請し、井上氏が受諾しました。

就任会見に臨んだ井上新監督は「立浪監督が3年間つとめあげ、種をまき、やっと芽が出始めたという中で引き継いだ責任は重大だ。集客力があるチームということに甘えることなく、一丸となって勝つチームに成り上がるということが重大な責務だ」と意気込みを述べました。

そのうえで、目指すチーム像については、「チームを明るくするという自分の長所を出しながら、いいチームをつくっていきたい。いい職場、いいチームだねと言われるような、みんなに愛されるようなチームを作るのが目標だ」と話していました。

井上氏は鹿児島県出身の53歳。

現役時代は、パンチ力のあるバッティングを持ち味に、中日一筋で20年間プレーし、2009年に現役を引退しました。

指導者としては、中日の打撃コーチや阪神のヘッドコーチなどを経て、今シーズン、中日の2軍監督を務め、ウエスタン・リーグで2位となりました。

中日は12日からナゴヤ球場で、秋の全体練習を行うことになっていて、井上新監督のもと、新たなチーム作りがスタートします。

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