WBAバンタム級 堤聖也が新チャンピオンに 井上拓真に勝利
WBAフライ級 ユーリ阿久井政悟 判定で勝ちで2回目の防衛
WBOライトフライ級 岩田翔吉が初の世界タイトル獲得
寺地選手はライトフライ級でWBCとWBAの2団体統一を果たしたあと、2階級制覇を目指して1つ上のフライ級に階級を上げました。その初戦として13日夜、東京の有明アリーナでWBCフライ級の世界王座決定戦に臨み、1位の寺地選手は2位でニカラグアのクリストファー・ロサレス選手と対戦しました。寺地選手は序盤から左のジャブと右のストレートを的確に打ち分け、第3ラウンドにはカウンターの右ストレートで相手をぐらつかせるなど、主導権を握りました。後に下がる場面もあったものの、テンポの早い攻撃と足を使ったディフェンスでその後も流れを渡さず、第11ラウンドの開始直後、相手の鼻の骨が折れていることが分かったことから、寺地選手がテクニカルノックアウト勝ちで2階級制覇を果たしました。寺地選手は「練習してきたことを実現できたと思う。これから徐々にスタイルを変えていってまた新しい『第2章の拳四朗』を見せていきたい」と話していました。
WBAバンタム級の世界タイトルマッチは、この階級2位の堤聖也選手が井上尚弥選手の弟でチャンピオンの井上拓真選手に勝って、新チャンピオンとなりました。試合は序盤から激しい打ち合いとなる中、堤選手は10ラウンドにダウンを奪うなどポイントを重ねて、日本選手どうしの対決を3対0の判定で制しました。井上選手はこれが3回目の防衛戦でしたがタイトルを守ることはできませんでした。
また、WBAフライ級の世界タイトルマッチは、チャンピオンのユーリ阿久井政悟選手が8位でタイのタナンチャイ・チャルンパック選手に2対1の判定で勝ち、2回目の防衛を果たしました。
このほか、WBOライトフライ級の王座決定戦は1位の岩田翔吉選手が2位でスペインのハイロ・ノリエガ選手にテクニカルノックアウトで勝ち、初めての世界タイトルを獲得しました。
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