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第3回世界野球「プレミア12」オープニングラウンド グループB
日本 11対3 ドミニカ共和国 台湾・天母スタジアム

スーパーラウンド(ベスト4)進出を決めた侍ジャパンは、18日にドミニカ共和国と対戦し、序盤から得点を重ね14安打11得点で、11対3でドミニカ共和国に勝利した。
侍ジャパンは、オープニングラウンド全勝と弾みとつけて、21日に東京ドームでアメリカを迎え撃つ。

この試合も1回表から動く。
3試合ぶりのスタメン出場となった清宮幸太郎選手(25歳・日本ハム)の内野安打を皮切りに2アウト満塁の場面をつくる。
このチャンスに6番・坂倉将吾選手(26歳・広島)が9球粘り、四球による押し出しで侍ジャパンが先制する。

先制に成功した侍ジャパンの先発は、今年5月にノーヒットノーランを達成した戸郷翔征投手(24歳・巨人)。今大会初のマウンドにあがる。
その戸郷投手は1回裏、内野安打とボークでノーアウト2塁の一打同点のピンチを迎える。
この場面で、日本ハムでプレーしていたハンソン選手と対峙する。
そのハンソン選手にフォークボールを運ばれ、同点のタイムリー2ベースを浴びる。

■戸郷投手が得意のフォークボールを打たれ逆転を許す場面も…

2回裏、先頭打者・コルデロ選手がスライダーを捉えて2ベースヒットで出塁。
その後、2アウトになるも、9番・デレオン選手がフォークボールを打ち、タイムリー2ベースヒットでキューバが勝ち越す。
戸郷投手は1回に続き、得意のフォークボールを打たれ失点する。

3回表、1アウトから森下翔太選手(24歳・阪神)の内野安打と栗原陵矢選手(28歳・ソフトバンク)の四球などで1アウト満塁のチャンスをつくる。
このチャンスで8番・佐藤都志也選手(26歳・ロッテ)が外角低めのストレートを上手く流し打ちし、レフトへのタイムリーヒットを放つ。
このシーンで2塁ランナー・栗原選手のホームインより先に、1塁ランナー・紅林弘太郎選手(22歳・オリックス)が3塁でタッチアウトになったため、逆転のホームインは認められず、同点タイムリーにとどまった。

2対2で迎えた5回表、侍ジャパンはこの回からマウンドに上がった4番手・H.ペレス投手を攻め立てる。
連続四球でノーアウト1塁2塁にすると、栗原選手と坂倉選手の連続タイムリーヒットで2点を追加する。
その後、ダブルプレーの間にさらに1点を追加し、5対2と侍ジャパンが再びリードを奪う。

勝ち越し直後の5回裏、侍ジャパンのベンチが動く。
先発の戸郷投手から、開幕戦で “帽子飛ばし”が話題となった井上温大投手(23歳・巨人)をマウンドに送る。
先頭打者・デレオン選手の二遊間を抜けそうになる打球をショート・紅林選手が何とか追いつく。
すぐに一塁へ送球し、フォースアウト。
紅林選手が肩の強さを見せる好プレーを見せた。
そして、井上投手が帽子を飛ばしながら、元日本ハムのアルカンタラ選手を見逃し三振に打ち取り、無失点に切り抜ける。

■キャッチャー登録3人が揃ってタイムリーヒット

侍ジャパンはエラー絡みで1点を失うも、7回表に今大会初出場の古賀悠斗選手(25歳・西武)がタイムリーヒットを打ち、6対3と流れを引き戻す。
このタイムリーヒットで侍ジャパンのキャッチャー登録の3人がタイムリーヒットを記録した。

さらに9回表には、ヒット5本、打者一巡の攻撃で5点を追加し、試合を決定づける。

11対3で迎えた9回裏、侍ジャパンは北山亘基投手(25歳・日本ハム)をマウンドに送る。
北山投手はヒットを1本許すも、ダブルプレーで締めて試合終了。

14安打11得点と打線がしっかりと得点を重ね、11対3でドミニカ共和国に快勝した。
全勝でスーパーラウンド(ベスト4)進出を決めた侍ジャパンは、21日に東京ドームでアメリカを迎え撃つ。

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