車いすラグビーの「SHIBUYA CUP」は若手育成のための国際大会で、18日から3日間の日程で東京 渋谷の代々木第二体育館で行われています。

出場選手は若手中心で、パリパラリンピックで初めて金メダルを獲得した日本がパリ大会銅メダルのオーストラリアと合わせて4試合を戦います。

日本は2連敗で迎えた19日午後の試合も、前半はオーストラリアのスピードとパワーのある攻撃に押されて25対28とリードされて折り返しました。

それでも後半に入った第3ピリオドでは、パリ大会でチームトップの得点をあげた橋本勝也選手がフィジカルの強さを生かした攻撃と守りでチームを引っ張り、日本が41対41の同点に追いつきました。

第4ピリオドも互いに譲らず、試合は53対53の同点で延長戦に入りました。

延長戦も一進一退の攻防が続く中、終了間際にパリ大会にも出場した中町俊耶選手がトライを決めて日本が62対61で競り勝ちました。

岸HC「チームとしての成長を見せることができた」

日本代表の岸光太郎ヘッドコーチは「きょうのようなゲームを勝ち切れたことは大きい。チームとしての成長を見せることができた」と試合を振り返りました。

そして、国際大会の経験が少ない若手選手について「体が大きく、スピードが速い海外の選手との対戦ではフレッシュな経験ができたと思う。ディフェンスがかぶってしまうところなど課題はまだまだあるので、徐々に修正していきたい」と話していました。

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