12月1日に開かれた第38回NAHAマラソンで、コース沿道に落とした財布と現金10万円入りの袋が無事に持ち主の元に返った。大会の応援に来ていた平山智恵さん(42)=東京都=で「沖縄の人の優しさに驚いた」と感謝した。

 平山さんは、大会に参加していた友人2人を自転車で追いかけていた。財布や袋がないことに気付いたのはコース後半に入ってから。肩掛けかばんのチャックが開きっぱなしだった。

 「もう戻ってこない」と探すことも諦めたが、現金の袋はコース20キロ付近でボランティアをしていた人が沖縄陸上競技協会のスタッフへ。財布もNAHAマラソン大会事務局に届けられていた。

 平山さんは「そんなことがあるのかと感動した。またNAHAマラソンを応援しに来たい」と笑顔を見せた。(社会部・末吉未空)

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