西武の中村剛也(41)が5日、所沢市内の球団事務所で契約更改を行い、33%減となる5000万円ダウンの年俸1億円でサインした。(金額は推定)
契約更改に臨んだプロ23年目の41歳は会見冒頭で「あまり振り返りたくないんで。振り返ると気持ちがちょっと痛くなってくる」と冗談交じりで今季について話した。
チームは球団史上ワーストの91敗を喫しリーグ最下位。「弱いなと思いました」と悔しさを滲ませた中村は右手関節炎等コンディション不良など怪我の影響で今季は58試合の出場、36安打で打率.191に留まった。しかし4月10日のロッテ戦(ベルーナドーム)で第1号を放ち21年連続本塁打を達成、球団記録を塗り替えるとその後チームトップタイのシーズン7本塁打を記録した。
現在中村は現役最多となる通算478本塁打で大台の500本塁打の偉業まであと22本と迫る。大記録に期待がかかる来季、「もちろん打ちたいですけどあまり気にせず、一日一日をしっかり過ごしていきたいなと思います」と心境を明かした。
プロ24年目、“おかわりくん”として親しまれるベテランの中村。「(今季は)僕自身もなかなかチームに貢献できなかったので(来季は)しっかり勝ちに貢献できるようにやりたいなと思います」と意気込み、リーグ最下位からの巻き返しを狙う。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。