奈良県の山下真知事は5日、スペインの名門サッカークラブ「FCバルセロナ」の選手育成施設の県内への誘致をめざす考えを表明した。米国などにある施設で、実現すればアジアでは初めてになるという。
県議会の松木秀一郎議員(日本維新の会)の代表質問への答弁で明らかにした。
県大和平野中央構想・スタートアップ推進課によると、誘致をめざすのは同クラブの「レジデンスアカデミー」。現在、国内の6カ所にある「アカデミー」よりも高いレベルの指導施設で、トップレベルのプロ選手をめざす18歳以下が育成の対象となる。
山下知事は、同クラブの関係者が6月に奈良を訪れた際に、「日本国内でのレジデンスアカデミーの開設を検討していると聞いた」とし、磯城郡3町の「大和平野中央田園都市構想」に含まれる川西町の県有地への誘致をめざす考えを示した。来年2月にスペインを訪れる機会を利用し、直接クラブに売り込みに行きたいとも述べた。
山下知事は2月の会見で、同構想の一部として、世界的なスポーツチームの関連拠点を誘致する考えを表明していた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。