創設3年目を迎えた女子ソフトボール・JDリーグは5日、都内で年間表彰式を行い、後藤希友(23、トヨタレッドテリアーズ)が西地区の最優秀防御率賞を3年連続で受賞した。後藤は今季12試合に登板し、10勝0敗、防御率0.52とエースとして活躍、トヨタの2連覇に貢献した。

後藤は「素晴らしい賞をいただき、すごく光栄に思います。この賞は私だけの力で取れたものではなく、周りの野手陣やキャッチャーの方々が私を支えてくださったおかげだと思っています」と、周りへの感謝も交えながらシーズンを振り返った。

2008年北京オリンピック™でソフトボール日本代表は金メダルを獲得。12年ロンドン五輪と16年リオ五輪では実施競技から除外されたが、21年東京五輪で復活し、日本は再び金メダルに輝いた。

24年パリ大会では除外されたものの、28年ロス五輪で再び実施競技に復活する。「もう一度覚悟を決めてやらなきゃいけないっていう部分は自覚しているので、残りの日数をどれだけ大事にして1日1日、成長できるかっていうのが勝負になる」と、決意を口にした後藤。「不安の方が今は大きいんですけど、まだ楽しみっていう感情もあるので、自分としてはすごく嬉しいですね」と、復活への思いを語った。

後藤は先日、6年間在籍したトヨタからの移籍を表明。「ロス五輪に向けて自分がどうしていきたいかを考えた時、様々な目標が明確になってきた中で、レベルアップに向けていろんな挑戦がしたくなったのもあり、移籍を今回は決断させていただきました」と、その理由を明かした。

「常識を覆していくような選手になりたい」と話した後藤。今後の新天地に関しては「日本だけじゃなく海外でもプレーできるような選手になりたい。世界中の選手から自分の存在を知ってもらって、それからソフトボールを知ってもらえるような選手になれるように、第一線として前に立てるようにしっかり成長してきたい」と、意気込んだ。

■後藤希友(ごとう・みう)
2001年3月2日生まれ、愛知県出身。投手・左投左打・身長174cm。2019年、東海学園高校卒業後、トヨタレッドテリアーズに入団。2021年東京五輪日本代表。趣味はスノーボード。

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