【ジュネーブ、モスクワ共同】国際スケート連盟(ISU)は20日、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの両国選手について、個人の中立選手(AIN)として2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の予選参加を認めると発表した。フィギュアの五輪予選は25年9月に北京で実施するとし、男女で各1人、ペアとアイスダンスで各1組が出場枠獲得に挑める。団体の出場資格はない。

 ISUは22年3月からロシア勢を国際大会から除外し続けている。タス通信によると、ロシア・フィギュアスケート連盟のシハルリゼ会長代行は「良いニュースだ。選手は予選参加に向けて準備することになるだろう」と指摘。日本スケート連盟の竹内洋輔フィギュア強化部長は「強化方針に変わりはない。五輪のメダル獲得に向け、選手が最大限のパフォーマンスを発揮できるようサポートしていく」と話した。

 スピードは来年11~12月のW杯、ショートトラックは同10~11月のワールドツアーの各4戦が予選対象大会で、距離別の個人種目に出場を認める。

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