2002年に行われた全国高校サッカー選手権、岡山県予選決勝では作陽高校の2年生だった青山さんが1対1の延長前半にゴールを決めましたが審判に認められず、ペナルティーキック戦の末、相手の水島工業が勝って全国大会に出場し、その後、日本サッカー協会が誤審を認めて波紋を呼びました。

青山さんが現役を引退したことを受けて、この試合に出場していた両チームの選手が集まってのOB戦が22日、倉敷市で12年ぶりに行われ、22年前の試合で主審だった青木隆さんも初めて参加しました。

青木さんは22日の試合でも主審を務め、はじめに両チームの選手に当時の誤審をわびたあと「私も誤審がないように頑張ります」と宣言して前後半合わせて50分の特別ルールで試合が始まりました。

青山さんは、緑色の作陽の背番号10のユニフォームでフル出場して持ち味の正確なパスを随所に見せ、作陽が1対0で勝ちました。

試合後は全員で青山さんと青木さんを胴上げしていました。

青山さんは「あの時の気持ちを糧にずっと頑張ってこれた。主審の青木さんとの時間もあの試合で止まっていたのでみんなでわだかまりがとけたことがうれしかった」と話していました。

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