来年の世界選手権の代表選考にも関わるレスリングの全日本選手権は代々木第二体育館で行われ、最終日の22日は男女合わせて4つの階級が行われました。

このうち女子53キロ級ではパリオリンピックで金メダルを獲得した清岡幸大郎選手の妹で、ことしの世界選手権で優勝した21歳の大学生、清岡もえ選手が初戦をテクニカルスペリオリティで勝利するなど、順調に勝ち上がりました。

決勝ではことしの20歳以下の世界選手権で3位に入った弓矢紗希選手と対戦し、開始30秒もたたずに相手の背後を取って2ポイントを先制しました。

後半開始直後には強烈なタックルで相手を場外に押し出してポイントを重ねるなど、相手を圧倒して9対0で勝ってこの階級では初めての優勝を果たしました。

清岡選手は「パリオリンピックには行けなかったので次に切り替えてロサンゼルスオリンピックを目指している。オリンピック階級での優勝はスタート地点に立つためにも達成したい目標だったのでよかった。ロサンゼルス大会で金メダルを取ることが目標です」と力強く話していました。

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