ラグビーの静岡ブルーレヴズは5月5日、ヤマハスタジアムで今季の最終戦を迎えます。

 現在の順位は8位。4位以上で争うプレーオフ進出がかなわないのは残念ですが、今季も多くの方にホストゲームへお越し頂きました。

 集客面では、クラブとして右肩上がりの成長を遂げてきました。

 ホストゲームの平均観客数は、1季目が約3千人、2季目が約5千人、そして3季目は、5日の最終戦を含めると7千人台中盤になる見込みです。

 今季は「圧倒的な非日常空間」をテーマに試合会場の運営をしてきました。日常からかけ離れたエンターテインメントの空間を作ろうと、例えば地元開幕戦では体長10メートルの「恐竜」を連れてきたり、スタジアムの上を自衛隊の航空機に飛んでもらったり。マフラーやフラッグ、シャツなどを配り、スタンドの一体感を生み出す試みは定番になりつつあります。

 最終戦では、地元・静岡県磐田市出身の「EXILE」メンバー、AKIRAさんらのパフォーマンスでスタジアムを盛り上げてもらい、子どもたちとのダンスワークショップも開催する予定です。

 30、40代の子育て世代の方々が、家族と一緒に観戦に来てくださることが増えました。

 ラグビーを元々好きでいてくれたおじいちゃん、おばあちゃんたちに加え、若い世代の人たちが見に来てくれるきっかけをつくれたことは、今季の大きな収穫です。

 毎試合毎試合、何かしら楽しみというか、盛りだくさんのイベントをやってきたことが、観客増につながった要因だと考えています。

 お客さんを楽しませるのが僕たちの仕事。でも結局、自分たちが楽しまないとダメだなと思っています。喜ぶお客さんの姿を見たら、自分たちもうれしいよね、ワクワクするよね、ということをやってきたつもりです。苦しさより楽しさがまさったシーズンでした。

 5月5日の東芝ブレイブルーパス東京戦は、ヤマハスタジアムを満員にしたい。お客さんの存在が選手たちを力強く後押しし、勝利につながります。

 一人でも多くの方に来て頂き、ラグビーを楽しんでもらうとともに、僕たちが目指してきたエンターテインメントの「熱狂」をぜひ体感してください。(静岡ブルーレヴズ コンシューマー事業部 薄隅雄樹)

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