■MLB ジャイアンツ 4ー6 ドジャース(日本時間14日、カリフォルニア州サンフランシスコ、オラクル・パーク)
ドジャースの山本由伸(25)は14日(日本時間)、敵地でのジャイアンツ戦に今季8度目の先発。5回2/3、84球を投げて、被安打5(1本塁打)、奪三振6、四死球2、失点4、防御率は3.21。直後にチームが同点に追いつき勝敗は付かなかった。
3連勝と勢いに乗る山本は同地区のライバル・ジャイアンツ戦に先発、サンフランシスコで初マウンドとなったが1回、1番・M.ヤストレムスキー(33)に1球目のストレートをレフト方向へ大きな打球、2試合連続で初球先頭打者ホームランかと思われたがフェンス手前で失速した。2番・T.エストラーダ(28)にはカウント1-2と追い込みながらも低めのスプリットを上手く打たれてレフト線へのツーベース。得点圏に走者を許したが、後続を内野ゴロに打ち取り、立ち上がりを無失点に抑えた。
2回、先頭の5番・W.フローレス(32)に1-2と追い込んだがカーブをセンター前に運ばれ、ヒットを浴びると、7番・B.セイボル(26)にはスプリットをショートへの内野安打。1死一、二塁のピンチを招くと8番・L.マトス(22)。1球目のカーブを上手く待たれてレフトスタンドへ逆転となる1号スリーランを浴びた。山本はメジャー6本目の被本塁打、そのうち1球目を打たれたのが5本となった。
3回は3番・M.チャップマン(31)をストレートで空振り三振を奪うなど、この試合初めて3者凡退、サンフランシスコのスタンドには1964年から2年間ジャイアンツで活躍した日本人メジャー第1号の村上雅則氏(80)が見守り中、山本は4回にも5番・フローレスをシンカーで見逃し三振を奪い2イニング連続3者凡退とチームに流れを作った。
1対3と2点リードされたドジャースは2死三塁で大谷の第3打席、フルカウントから99マイル(159キロ)のシンカーに差し込まれたが打球が弱くセカンドへのタイムリー内野安打。2対3と1点差に詰め寄った。
山本は5回も3者凡退に抑えて、ホームランを浴びた直後からはパーフェクトピッチング、打者11人連続で打ち取った。すると6回に2死二塁からジャイアンツ2人目L.ジャクソン(32)からG.ラックス(26)が左中間へタイムリーツーベースで3対3の同点に追いついた。
同点に追いついてもらった直後の6回、コーナーを丁寧に付いていったが2者連続四球で2死一、二塁のピンチを招くと、6番・H.ラモス(24)には1球目のスライダーを捉えられてレフト間へ勝ち越しタイムリーを浴びた。山本はここで降板、5回2/3、84球を投げて、被安打5(1本塁打)、奪三振6、四死球2、失点4、防御率は3.21となった。
ベンチに戻った山本にすぐ大谷が声をかけに行って投球を労った。山本の好投に7回、代打のK.ヘルナンデス(32)が2号同点ソロホームランを放ち、山本の負けを消した。
チームは4対4でタイブレークとなった延長10回に4番・W.スミス(29)がセンターオーバーの2点タイムリーを放ち、接戦を制した。
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