引退を表明していたフィギュアスケートの宇野昌磨（26、トヨタ自動車）が14日、都内で会見を行い、プロ転向を表明した。

宇野は「今日まで応援してくださった皆さん、本当にとても感謝していますし、また今後もスケートをプロとしてですけれど、スケートという道を続けていくことに変わりはないので引き続き応援してくれると嬉しい。皆さんありがとうございました」とコメントした。

幼い頃、浅田真央と高橋大輔のスケートに憧れ、5歳でスケートを開始。それから21年間「全力で取り組んできた」と話す。
オリンピックでの2大会連続のメダル獲得を始め、世界選手権を2度制覇、全日本選手権を6度優勝、史上初の4回転フリップ成功と数々の偉業を成し遂げてきた。

「僕もこの引退という場を、あまり悲しいというよりも、すごく前向きな気持ちでして、まだまだこれからもスケートを続けていくという意味でも、全然悲しい気持ちはない。もちろん、悲しいと思っていただける方は、とてもその声が嬉しい」と明るい表情で語る。

現在は、ワクワクした気持ちで練習できていると話す宇野。「ジャンプを飛ぶ、スピンをやる、何をやるにしても自分で選べる。自分の生き方にマッチしていると思う」と今後は競争の枠から一歩踏み出して活動を継続する。

さらに、キャスター業など他分野での活動については、「今までは割と毎日が同じ生活習慣でずーっと過ごしてきたので、今後のことも含めいろんなことをしたいな、しなきゃな」とはにかむ笑顔で返答した。

今後の抱負を「探」と一文字で表現していた宇野だが、「本当にいろんなところに視野を広げていろんな経験をしたいと思っている」と自身のセカンドキャリアについて意気込んだ。

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