JR東日本が仙台駅内に開業する診療所の外観イメージ=同社提供

JR東日本東北本部は16日、JR仙台駅内の在来線改札内の2階に診療所と調剤薬局を7月1日に開業すると発表した。同社では東北地方で初めての取り組みで、鉄道利用者だけでなく周辺住民なども受け入れる。

診療所「仙台駅スマートクリニック」は医療法人めざきクリニックが運営する。子どもから高齢者、会社員やインバウンド(訪日外国人)まで幅広い層の利用を想定。内科のみの診療だが、医師が常駐する。鉄道を利用しない人は、入場券を買って駅構内に入る。

診療は対面とオンラインを組み合わせ、平日だけでなく土・日曜や祝日も診療する。オンラインで早朝や夜間などの診療に対応する。基幹病院や仙台駅周辺の診療所とも連携し、患者と医師双方の安心感を高める。

JR東日本は「スマート健康ステーション」と銘打ち、駅構内の医療拠点を増やす方針だ。首都圏では西国分寺駅などに診療所を設置している。

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