NECと三井住友海上火災保険は27日、三井住友海上の事故対応向けに生成AI(人工知能)を活用したシステムを開発したと発表した。顧客との通話内容を自動でテキスト化し、要約する。2024年中に三井住友海上の全国235拠点の事故対応センターで導入を目指す。
NEC独自の音声認識技術を活用して通話内容をテキスト化し、米マイクロソフトの生成AIサービス「Azure OpenAI Service」を使って要約する。その上で担当者が内容を確認する。
三井住友海上の事故対応センターでは、顧客から事故発生場所や状況などを電話で聞き取り、保険金の支払い内容を決める。これまでは担当者が事故関係者との通話内容をテキスト化し、手入力で記録していた。新システムを全235拠点に導入した場合、年間で約29万時間の削減を見込めるという。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。