スーパーではカット売りする例も目立つ

農林水産省が28日発表した食品価格動向調査によると、20日の週(20〜23日、全国平均)の野菜小売価格はキャベツが前週比2%高の1キログラム382円だった。平年(過去5年平均)と比べて92%高く、2018年3月以来、約6年ぶりの高値となった。

4月の悪天候が要因だ。主産地の千葉県では雨が多く、5月に出荷するキャベツに品質低下などが生じ、出荷数量が減少していた。

東京都中央卸売市場での卸値は、14日にピークの平年比2.8倍をつけて以降、値下がり基調だ。農水省の担当者は「小売価格には10日前後で反映されるため、徐々に価格は下がっていくのでは」とみる。

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