太陽誘電は電気の流れを安定させる「インダクター」で耐熱性を高めた新製品を開発したと発表した。使用する材料と積層方法を高度化し、従来製品より15度高いセ氏165度の高温にも耐えられるようにした。エンジンやブレーキ向けの電子制御ユニット(ECU)や電池管理システム(BMS)での使用を想定する。
4月から量産を始めており、自動車部品メーカーを中心に売り込む。新製品は積層メタル系パワーインダクターの4品目。子会社の和歌山太陽誘電(和歌山県印南町)で生産している。生産数量は非公表でサンプル価格は1個50円(税抜き)。
インダクターは電気の流れを整える役割を担う。従来の製品はカーナビゲーションやインパネなどインフォテインメントを中心に使用されていた。セ氏165度まで耐熱性を高めたことで自動車の中でも使用できる場所が増える。
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