バックス・エナジーは世界の発電設備の稼働を分析する

横河電機は5日、再生可能エネルギーの稼働分析システムを手掛けるドイツのバックス・エナジーを買収したと発表した。買収額は非公表。バックス社は発電効率を高めるシステムを電力会社に提供している。横河電機はバックス社と協業し、電力会社向けの再エネ設備の導入や保守・点検などのサービスを強化する。

バックス社は2010年設立で、欧州やアフリカなど世界40カ国でサービス提供する。太陽光や洋上風力、地熱などの複数の発電設備の稼働状況を分析し、将来の故障リスクを予測して稼働率の低下を防ぐのを強みとする。

横河電機は5月、29年3月期までの新たな中期経営計画を公表した。再エネ市場が拡大するなか、コンサルやIT(情報技術)サービスを拡充し、エネルギー&サステナビリティー事業の受注高を毎年10%以上増やす目標を掲げた。

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