阪神高速道路会社は16日、大阪市と関西国際空港方面をつなぐ4号湾岸線の大浜(堺市)―泉大津(大阪府泉大津市)間の11.1キロメートルで、上下線を終日通行止めにするリニューアル工事を始めた。同日、堺市内で舗装をはがす工程を公開した。工事は26日午前6時まで実施。2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の開催を控え、安全性や走行性の向上につなげる。

傷んだ舗装をはがしていく(堺市)

舗装の補修は約24万4000平方メートルに上る。工事現場では黄色い車体の舗装切削車が音をたてながら進み、車の後方から舗装が削られた路面が姿を現した。その部分に新しい舗装を敷いていくが、切削車より音が小さいため夜間に作業を進めるという。

舗装にヒビが目立つ場所もある阪神高速4号湾岸線(堺市)

リニューアル工事では案内標識のレイアウト改善のほか、パーキングエリアでの大型車の駐車マス拡充やトイレの改修なども予定する。湾岸線は大型車の利用が多いほか、大浜―泉大津間は開通から30年以上経過し、舗装の劣化が目立っていたという。

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