ぺんてるは11日、東京都内のホテルのエントランスなどに壁画を制作するアーティストを募集すると発表した。絵の具などの画材を提供し、中長期的に活動を支援する。アーティストを直接支援する取り組みは初めて。
11日、「Pentel ミューラル ルーキーズ プロジェクト」として応募を始めた。締め切りは7月8日で、継続的にアーティスト活動に取り組む個人やチームが対象。約2カ月にわたって壁画を制作し、10月4日の公開を目指す。
今回のプロジェクトでは個人もしくは団体を2件支援する。それぞれ1カ所ずつ担当する。ベテランのアーティストが指導し、作り手の育成をねらう。壁画の制作後も、「ぺんてるアンバサダー」として10月1日から1年間、最大20万円までの画材を提供する。
ペーパーレス化などで国内市場の拡大が見込めない中、同社はアートに活用される筆記具の振興を目指している。今後もアーティスト支援の活動を継続する方針という。
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