2024年4月期の連結決算を発表するロック・フィールドの古塚孝志社長㊨(11日、大阪市)

総菜大手のロック・フィールドは11日、2025年4月期の連結純利益が前期比17%減の10億円になる見通しだと発表した。7月26日に開く定時株主総会で取締役を退任する創業者の岩田弘三名誉会長に支払う5億円の特別功労金を特別損失として計上するため。

売上高は4%増の534億円、営業利益は17%増の20億円を見込む。既存店の売り上げや冷凍食品の卸販売が増える。食品の原材料費や人件費の上昇が利益圧迫要因になるものの、増収効果で吸収する。

同日発表した24年4月期の連結決算は売上高が前の期比3%増の513億円、純利益は16%増の12億円だった。都心店舗を中心に来店客が増えたほか、オンラインショップの利便性向上も寄与した。

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