オリンパスは12日、インド南部ハイデラバードに研究開発センターの設置に向けた準備拠点「イノベーション・インキュベーター」を開設すると発表した。夏にも活動を始める予定で、オリンパスの社員を配置する。同都市は医療機器産業が集積しており研究人材を豊富に抱えている。拠点を軸にして人材確保につなげる。
現地でエンジニアを採用し数年後に研究開発センターに移行する。オリンパスは日本や米国、欧州で研究開発センターを持っており、ハイデラバードに設置する拠点も同程度の規模を目指す。インドには営業拠点や製品のサポートサービスの拠点を持っている。
インドのIT(情報技術)サービス大手HCLテクノロジーズのオフィス内に研究開発の委託拠点も設けた。HCLテクノロジーズのエンジニアを配置する。オリンパスはこれまでも同社と協業しており、関係を強化する。
ハイデラバードの大規模病院とも連携し、消化器や泌尿器向けの内視鏡製品の改良や開発、共同研究も進める。
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