日銀が12日発表した5月の国内企業物価指数(2020年平均=100、速報)は前年同月比2・4%上昇の122・2だった。再生可能エネルギーの普及に向けて料金に上乗せする賦課金が引き上げられ、電気代が値上がりしたことが影響した。伸び率は4月の1・1%(改定値)から大幅に拡大し、3・4%だった23年8月以来の水準となった。

 項目別では、電力・都市ガス・水道は原油価格が下がったことで7・4%の下落だった。ただ、電気代の値上げが影響し、下落幅が4月の19・6%から大きく縮小。全体の伸び率を押し上げた。

 非鉄金属は銅の価格が上昇したことを反映し、20・7%上がった。(共同)

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