リンクアンドモチベーションは12日、2024年12月期の自己資本利益率(ROE)を30%以上に引き上げる目標を発表した。23年12月期は29.6%だった。利益率の高い人事コンサルティング事業に注力する。同社が認識する株主資本コスト(6.4%)を大きく上回る経営を推進する。英文開示の強化など情報開示の拡充も検討する。

企業が人的資本経営に力を入れるなか、主力の人事コンサルティング事業が堅調だ。同事業の売上高は24年1〜3月期の全体の売上高の3割を占め、売上高総利益率も74%と他セグメントより高い。組織課題を分析するクラウドサービスや改善を支援をするコンサルティングを大企業向けに展開する。

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