東北電が他社から電力融通を受けるのは3日連続だ

東北電力ネットワークは13日、電力需給が想定より逼迫したため、東京電力パワーグリッド(PG)から電力融通を受けたと明らかにした。同日15時半から最大55万キロワットを受電した。東北電が他社から電力融通を受けるのは3日連続。供給エリア内で想定より気温が上がり、冷房の使用が増えたことで太陽光の発電量が落ちる夕方に需給が逼迫した。

電力広域的運営推進機関を通じて東電PGに融通を依頼した。広域では必要な電気を確保できていたが、東北電の管内では供給余力を示す予備率が安定供給に必要とされる3%を下回る可能性があった。

送配電会社は電力の使用量を予測し、市場などから電力を調達することで需給を一致させている。東北電管内では想定以上に電力の使用が増え、市場から十分な量を調達できなかった。需要期の夏を前に点検中の火力発電所が多かったことも影響した。

東北電は11日夕方と12日夕方にも東電PGから電力の融通を受けた。気温の上昇による電力融通を3日以上実施したのは約2年ぶり。

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