西松屋チェーンが14日発表した2024年3〜5月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比7%増の34億円だった。気温の高い日が続き、夏物の衣料の販売が好調だった。小学校高学年向け商品やプライベートブランド(PB)の育児雑貨が伸びた。円安による原材料高を値上げや調達先の変更などコスト削減で吸収した。
売上高は6%増の497億円だった。3月は気温が低く春服が低調だったものの、4月以降は気温の上昇で夏服が伸びた。既存店の客単価は値上げ効果で3%増、客数はほぼ横ばいだった。期中に店舗数が11店増え、増収に寄与した。
25年2月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比6%増の1880億円、税引き利益は14%増の93億円と、いずれも過去最高を見込む。
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