サン電子は20日、米投資会社トゥルー・ウインド・キャピタルによるTOB(株式公開買い付け)に対し、中立の立場をとると発表した。TOBに応募するかについて株主の判断に委ねるとしている。

サン電子によると、投資会社側は買収や役員交代といった経営への介入を予定していないという。TOBへの意見として「企業価値や株式価値の向上に向けた施策の支障となる可能性は高くない」とする一方「どのような取り組みが必要と考えているか説明を受けていない」とした。

トゥルー・ウインドは10日、サン電子の事前同意を得ずに発行済み株式の18%を上限にTOBを開始した。買い付け価格は4400円。20日の東京株式市場でサン電子株は前日比横ばいの4475円で終えた。

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