日本コカ・コーラとサントリー食品インターナショナルは20日、使用済みペットボトルを回収するイベントをサッカーJ1の試合会場で開くと発表した。30日の浦和レッズ本拠地での試合、7月6日の鹿島アントラーズ本拠地での試合が対象。使用済みペットボトルを再びペットボトルとして使う「水平リサイクル」の普及につなげる。
イベント会場まで飲み終わったペットボトルを持ってきた人に、水平リサイクルでできた商品を配る。浦和レッズの試合では炭酸飲料「コカ・コーラ」を配布し、鹿島アントラーズの試合では「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」を先着500人に配る。
ペットボトルは化学繊維などに再利用された後に処分されるケースが多かった。水平リサイクルでは、ペットボトルを何回も再利用するため、環境負荷を減らす効果が期待できる。
イベントでは、サッカー場など屋外で捨てられるペットボトルを、水平リサイクルするように啓発する。ラベルや容器の蓋を分別するように呼びかける。清涼飲料水の業界団体は、2030年までに水平リサイクルの比率を50%まで高める目標を掲げている。
両社は23年にも、東京や広島などに水平リサイクルに関する共同広告を出した。飲料業界の大手が協業する流れが続いている。
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