キャラクター弁当箱など日用雑貨の企画・販売を手掛けるスケーター(奈良市)は21日、奈良県大和郡山市に整備した大型物流センターの竣工式を開いた。当初計画していた今年10月の稼働を8月に前倒しする。鴻池総一郎社長は式典で「成長戦略のシンボルとして新センターを建設した」と説明。商品カテゴリーの拡充や取り扱いキャラクターの増加に対応できる出荷体制を整えることで、2024年2月期に158億円だった売上高を将来的には200億円まで引き上げる目標を打ち出した。
新センターは鉄骨造り3階建てで、延べ床面積が2万3830平方メートル。自動ラックシステムのほか、商品をピッキングする補助ロボットを16台導入するなど、人手不足に対応して省人化を進めた。総投資額は約60億円。西名阪自動車道郡山インターチェンジから約500メートルの場所に立地する。同社は奈良県内に自社所有や貸倉庫を10カ所持つが、今後は新センターと奈良市の本社倉庫などに集約して効率化をはかる。
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