クボタは1日、国内の農家を対象に農業機械のローンやリース事業を手掛ける信販子会社の取引先であるイセトー(京都市)から個人情報が漏洩していたと発表した。流出したのは氏名や住所に加えて、銀行口座情報の一部などを含む6万1424人分の個人情報。「現時点で悪用されたという報告は受けていない」としている。

イセトーはクボタ子会社のクボタクレジットから、利用明細などの印刷や発送を受託していた。5月26日にイセトーの複数のサーバーやコンピューターがランサムウエア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃を受けた。

クボタクレジットは5月28日時点で、イセトーから「データの漏洩はない」との報告を受けたと説明している。しかし6月18日になってイセトーがデータの漏洩を確認し、27日にクボタクレジットが報告を受けた。同日以降に漏洩したデータの確認作業をすすめ、7月1日に顧客の特定を終えたという。

情報漏洩の疑いがある顧客に対しては、10日以内をめどに手紙を送付し被害状況などを知らせる予定だ。

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