仙台市は東北マツダと災害時の車両提供に関する協定を締結した(3日、仙台市)

仙台市は3日、災害時にクリーンディーゼル車を無償貸与することで東北マツダ(仙台市)と協定を結んだ。移動手段を多様化することで、台風や地震などの災害に強いまちづくりにつなげる。

東北マツダは大規模災害発生時、軽油で走るCX-5などクリーンディーゼル車を2台まで無償提供する。通常のガソリン車に比べて災害時でも燃料の供給がしやすいのが特徴。発電機を稼働することも可能で、被災時の住民サービスの向上も期待できる。

協定期間は1年間で、随時更新する。職員や避難物資などの搬送に活用することを想定し、移動手段を多様化するのが狙いだ。

仙台市の郡和子市長は「東日本大震災での経験から災害時でのガソリンの入手は難しい。職員の機動性向上だけでなく、物資の搬入など住民サービスの拡充に役立てられる」と話した。

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