栃木県芳賀町は、町内在住の小中学生に地域の交通系ICカード「totra(トトラ)」を7月下旬から配布する。移動の増える夏休みを前に、徒歩や自転車より安全で便利な交通手段として2023年夏に開業した次世代型路面電車「芳賀・宇都宮LRT(ライトライン)」など公共交通の利用を促す。

町内に住む小中学生約1200人を対象に、電子マネー500円分が入ったトトラを配布する。小学生にはライトラインの普通運賃の半額で乗車できる小児用トトラ、中学生には普通運賃の大人用トトラを学校を通じて配る。

芳賀町在住で町外の学校に通う生徒は、同町の企画課窓口で申し込みの手続きが必要で、小中学生ともに大人用トトラを受け取る。小学生は小児用トトラに変更する場合、健康保険証など年齢が確認できる証明書を持参。宇都宮駅東口停留場などにある販売窓口で手続きをする。

ライトラインはJR宇都宮駅東口と芳賀町を結び、沿線には複合商業施設「ショッピングモール べルモール」などがある。宇都宮市もすでに芳賀町と同様、市内の小中学生にトトラを無料配布している。

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