派手な柄物や濃い色のシャツはこれまで禁止されていた(大阪市内の店舗)

大創産業(広島県東広島市)は8日、100円ショップ「ダイソー」など3業態の直営店で、身だしなみの基準を緩和したと発表した。ピアスやネイルを認めるほか、派手な色や柄を禁止していた服装も原則自由とした。国内の直営店約3300店の従業員が対象。個性を認める姿勢を打ち出し人手確保につなげる。

ダイソーのほか300円超の商品を扱う「スタンダードプロダクツ」と「スリーピー」の従業員が対象。品出しなど業務に支障が出ない範囲で「清潔感のある服装」(大創産業)であることを前提に、3日から基準を変えた。従来は髪を染める場合も黒が基調の自然な色合いしか認めていなかったが「赤や青など原色系の奇抜な色でなければ」(同)金髪なども認めるようにした。

大創産業では都心部の店を中心にインバウンド(訪日外国人)の来店が増えている。身だしなみの基準緩和で、多言語で接客できる外国人など、より多様な人材の採用につなげる狙いもある。

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