ダイハツ工業で発覚した認証試験の不正問題で、国土交通省は19日、同社の「ムーヴキャンバス」についての出荷停止指示を解除した。同省の検証により安全性などを満たしていると判断した。これにより現行生産の27車種全てで出荷停止の指示が解除された。

ダイハツでは2023年12月、新車の安全性などに関する認証試験で不正を繰り返していたことが判明した。国交省は同月、不正が確認された現行生産27車種について独自検証で安全性が確認できるまで、出荷を停止するよう指示していた。

同省は既に生産を終了している18車種の安全性についても検証しており、19日にこのうち4車種で安全面の基準への適合を確認したと発表した。確認を終えていない残り7車種についても検証を進めている。

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